本校では英語教育の一環としてハワイの高校と交換留学,海外への修学旅行(現地の高校との学校交流会)を行っています。また,今年度からは海外語学研修も企画しています。東京大学はじめとして秋入学が検討され,「学力」も国際標準に近づけようとする動きが活発化していますが,本校におけるこうした企画の背景には,大学入試で必要とされる読み書きを中心とした英語力をつけるだけでなく,英語を使って会話することに興味関心を持ち,積極的に英語を使ってコミュニケーションを図る姿勢を養って欲しいという思いがあります。
さて,3月末から交換留学でハワイへ行ったST・Sコースの生徒2名の感想は,両人とも「英語を意識せずに話せるようになれるまで勉強してから,もう一度挑戦したい」というものでした。ハワイの高校の授業は,講義形式で行われるのではなく,先生と生徒が討論しながら作り上げていくスタイルが中心なので,高校生の英語力ではついていくのが厳しかったようです。しかしながら,ハワイでは交換留学生のお宅へホームステイをさせていただき,期間にして16日という短い間でしたが,ちょうどイースター(復活祭)というキリストの復活を記念する祝日にあたり,キリスト教文化に直に触れることが出来ました。現地の方と生活をともにし,言語の背景にある考え方や文化に触れたことが,改めて挑戦したい,もっともっと英語を使ってコミュニケーションをしたいという気持ちにつながっているのだと思います。
また,4月8日からは両人の帰国とともにLisa Sakura Loerkさんが本校にやってきました。Lisaさんが所属した2年1組の生徒たちは自分たちの生活する日本のことを知ってもらいたいと,普段の5教科の授業はもちろん,家庭科の調理実習や美術,茶道,放課後にはお花見などで時間をともにし,積極的にコミュニケーションをとろうとしていました。「伝えたい!」と想う気持ちが,言語の習得には何より大切なのではないでしょうか。また,英語で自己紹介をしあうなど,ほんの少しですが現代英語に触れられたこともあり,英語で会話したいという思いを強くしたようです。
交換留学を通して,生徒たちは英語でコミュニケーションをとることに対する前向きな気持ちを得ることが出来たのではないかと思います。その前向きな気持ちを大切にし,「世界の中の日本」という視点をもって,勉強に励んで欲しいと願っています。
日本の春といえば,やっぱりお花見ですよね。今年は神峰公園に行ってきましたが,日立は桜の名所です。Lisaも,好きなものは「桜!」と言っていたので,楽しんでくれたかなと思います。
調理実習(写真左)では親子丼に挑戦。ハワイにも親子丼があるそうですが,クラスのみんなと食べる味はまた別格ですよね。放課後には,茶道部(写真右)に行ってきました。お茶菓子,どれにしようかな…。いろいろあって迷います。
Lisaを囲んでの送別会では,手作りのアルバムをプレゼントしました。一緒に過ごした時間が輝いていた分,お別れはちょっとさみしかったです。なかには,お手紙を書く約束をした生徒もいたようですが,また,みんなで桜を見に行きたいものです。